幸せを数えたら、あなたはすぐ幸せになれる。
ドイツの哲学者であるショーペンハウアーは言った。
一日を振り返るとき、その日の良かったことを数えるよりも、できなかったことにフォーカスしてしまいがち。
でも、幸せを数える習慣をつけたらどのように変化するのだろう?
そういった疑問から、幸せを数える習慣として「3行ポジティブ日記」を取り入れてみました。
この記事では「3行ポジティブ日記」の書き方と、半年実践してからの生活の変化について書いてみたいと思いますので、もし気になる方はぜひ参考にしてみて下さいね。
3行ポジティブ日記とは?
3行ポジティブ日記とは、精神科医で作家の樺沢紫苑さんが自身の著書「アウトプット大全」で推奨している「ポジティブ思考」を鍛える方法です。
「ポジティブ思考を鍛える」と聞くと何となくハードルが高そうなイメージになりますよね。
しかし、このトレーニングはなんでもかんでもプラスに捉えるといった極端なことではなく「自分の長所に目を向けるためのトレーニング」という認識で大丈夫です。
その方法も非常に簡単で、寝る前のほんの短い時間、1日のポジティブな出来事を3つ書くという簡単な作業です。
次に、「3行ポジティブ日記」を書く時のルールについて説明しようと思います。
3行ポジティブ日記のルール
3行ポジティブ日記を書くときのルールがいくつかあるのでそのルールについて解説します。
- 今日あったポジティブな出来事を3つ書く
- ネガティブな内容は書かない
- 寝る前の15分以内に書く
- 簡潔な内容の短文で3行、箇条書きで書く
- 量や質を気にせず毎日続ける
- 制限時間を決める
今日あったポジティブな出来事を3つ書く
ポジティブな内容をひたすら考えて書く作業です。
単純に一日のなかで楽しかった出来事や嬉しかった出来事を3つ思い出して書くだけなので非常に楽です。
最初は良かった出来事を考える習慣がついていないため、なかなか思いつかないかもしれませんが、慣れてくると余裕で3行以上書けるようになります。
ネガティブな内容は書かない
色々と考えるとき、ネガティブな物事のほうが自然と思い浮かぶことに気が付きます。
そういったネガティブな内容ではなく一日の「良かった出来事」にフォーカスして書いて下さい。
寝る前の15分以内に書く
樺沢氏のアウトプット大全によると、寝る前の15分以内に日記を書くことが推奨されています。
寝る前は最も記憶に残りやすい「記憶のゴールデンタイム」で、1日をポジティブに振り返ることが、ポジティブ思考のトレーニングといわれています。
出典:学びを結果に変えるアウトプット大全 – 自分を変えるにはどうすればいいのか
記憶のゴールデンタイムに一日をポジティブに振り返るということが重要なポイントとなっているので、寝る前の15分前に行うようにしましょう。
簡潔な内容の短文で3行箇条書きで書く
箇条書きで簡潔に書きます。
まずは簡単に!そっけない内容もOKです!
今日の良かった出来事
・猫たちとあそべたこと
・記事の構成&下書きが完成したこと
・全力で仕事頑張れたこと
・新しい本買えたこと pic.twitter.com/Eq1YeybJpy— Jijiart (@Jijiart_jp) March 31, 2022
量や質を気にせず毎日続ける
日によって書く内容が増えたり減ったりするかもしれませんが
基本的には3行箇条書きで書くだけで大丈夫です。
今日の良かったこと
・久しぶりに宮崎の桜がみれたこと🌸
・素敵な演奏が聞けたこと🎵
・美味しいベトナム料理屋さんに行けたこと pic.twitter.com/tVxr9cdpdb— Jijiart (@Jijiart_jp) April 2, 2022
制限時間を決める
大体5分くらいで書くようにしていますが、
思い浮かばないときは10分以内と制限して書いています。
次に3行ポジティブ日記を実践するメリットについて書いてみようと思います。
「3行ポジティブ日記」実践後の変化
3行ポジティブ日記を取り入れてからの生活、気持ちの変化についていくつか書いてみようと思います。
ちいさな幸せに気がつくようになる
普通に生きていると、やはりネガティブな出来事のほうに意識が行きます。
しかし、そこを敢えて良かった出来事を思い返すことで日常にある「幸せ」に気が付けるようになります。
ちいさな変化に気がつくようになる
1日が終わるときによく考えてしまいがちだったことといえば、
「自分ができなかったこと」に対する苛立ちや焦り、不安などが多かったと思います。
例えば、
- 今日中に記事を1記事完成させておきたかったのに完成させることができなかった
- 新しい記事のアイデアを出さないといけないのに何一ついいアイデアが浮かばなかった
などなど。できなかったことに対する嫌悪感や罪悪感によく苦しんでいました。
しかし、ポジティブな日記や記録をつけることによって完璧に思い通りに進まなくても、少しずつだけど達成したい目標に近づいていることに気が付くようになりました。
いい部分にフォーカスすると・・・
- 今日中に記事を完成させたかったけど、昨日よりも何行か書けて昨日よりも前に進んだ!
- 新しい記事のアイデアは出なかったけど、他の記事で使えそうなアイデアは浮かんだ
など!少しでも自分ができたことに気づけるようになるのでおすすめです!
「3行ポジティブ日記」を実践することによって、私達はすでに満たされた幸せの中にあり、それに気づくことが出来ていないだけなのかもしれないと考えさせられました。
まとめ
今回の記事では幸せを数える習慣をつけるための「3行ポジティブ日記」について、実践後の変化についてを書いてみましたがいかがだったでしょうか??
ネガティブなことには自然に気持ちが引っ張られるのに、ポジティブなことはトレーニングしないと見えない。
私たちに本当に必要なことは「幸せを見つける力」なのかもしれないな、と痛感したトレーニングでした。
もし、今ストレスが溜まっていたり、気持ちが落ちていて、生きているのがしんどいと感じる方がいらっしゃったらぜひ「3行ポジティブ日記」を試してみてください。
もしかしたら、幸せはもうすでにすぐそばにあるのかもしれませんよ。
たくさんの方が身近な幸せを見つけられるようにお役に立てたら嬉しいです。
参照文献
この記事で紹介した「3行ポジティブ日記」のことが書かれている本はこちらです。
こちらも良い書籍ですので、なんとなく日々疲れたな~と感じている方はぜひ読んでみてください。