この記事では友人であり尊敬するアーティストのひとりであるYAMAKEIARTについて紹介したいと思います。
ミステリアスで多才なアーティスト、YAMAKEIARTについてどんな人物かまだご存じでない方も多いかと思いますので、彼のプロフィール、メイン手法、作品動画などについてご紹介していきたいと思います。
今回は友人ということもあり、ちょっと踏み込んだ面白い質問などもしてきましたのでYAMAKEIARTとは、どんな人物なのか知っていただけたら嬉しいです。
YAMAKEIART
宮崎県出身のアーティスト「YAMAKEIART」
VR・漂白画・タトゥー・ペイント・グラフィック・ボディペイント等々、デジタルなものからアナログなものまで幅広く手掛けています。
前回の記事では彼とコラボした動画について書いていますので、ぜひこちらもよかったら見てみてくださいね。
https://jijiart.net/you-are-still-in-my-head/
本名は山田圭一
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「山田圭一」と表記のある楽屋に入っていく動画があります。
YAMAKEIという名前は彼の本名を略した形となっているのがわかります。
彼が確立している手法のひとつ、漂白画では「漂白画家 山田圭一」という名前のほうが浸透しています。
気になる質問
YAMAKEIARTにあえて普通の質問をしてみました。
※以下、質問は「Q」の表記、回答欄の「A」はYAMAKEIARTの回答となっております。
Q1:好きなものは?
A:まんじゅう、カレー
Q2:嫌いなものは?
A:おばけ、牛乳、グリーンピース
Q3:小さい頃の夢は?
A:なし
Q4:好きな色は?
A:黒
Q5:好きな季節は?
A:冬(冬生まれなので)
Q6:最近嬉しかったことは?
A:久しぶりに友人と会えたこと
Q7:最近悲しかったことは?
A:大好きなカレー屋が潰れたこと
Q8:自分の長所は?
A:一度始めたら飽きずに続けられること
Q9:自分の短所は?
A:空返事をしてしまうこと
Q10:絵を描き始めたのはいつから?
A:4才
Q11:最初に描いた絵は?
A:仏像の絵
Q12:今まで一番大変だった作品は?
Y:200畳「白龍図」(動画)
※ギネス更新するも申請はなし
Q13:好きな歴史上の人物は?
Y:源義経(人間ぽさがない神秘的な人物だから)
ミステリアスなイメージ中にも人間らしい特徴で溢れているのもYAMAKEIARTの素敵な個性です。
主な手法
YAMAKEIARTがメインで用いる手法は「タトゥー」「漂白画」「VRアート」の3つ。
それぞれどんなものを制作しているのか、どのくらいのキャリアで制作を続けているのかについてをご紹介したいと思います。
タトゥー
タトゥーアーティストとしても活躍中のYAMAKEIART
高校卒業後に東京のイラストの専門学校に入学。
専門学校卒業後、デザイン会社に就職するも1か月で退職。
その1か月分のお給料でタトゥーの道具を購入しタトゥーアーティストとしてのキャリアをスタート。
当時ファッション雑誌などに載っていたタトゥーの雑誌を見ながら、いつかやってみたいと思っていたそうで、退職を機にタトゥーの道に進むことを決意したそうです。
しかしながら、タトゥーの世界は未だ日本で良いイメージがないのが事実であるため、この世界に踏み込む際にも勇気がいったそうです。
しかし、その不安を払拭し、その世界に進んだ勇気こそが現在のYAMAKEIARTを形成しているものであると言えるでしょう。
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タトゥーは平たいキャンバスに描くのとは大きく違い、人それぞれが持ち合わせた肌の特徴(肌の硬さや凹凸)に沿って施術していくため、大変技術のいる職業です。
タトゥーアーティストとしてのキャリアは21年(2022年現在)
プロとしての技術や実績を十分に兼ね備え、県内外から彼の施術を受けに来られるお客さんも多いです。
漂白画
YAMAKEIARTといえば「漂白画」と言われるほど確立された彼独自の手法となっています。
Googleで「漂白画」と検索しても彼以外の名前はほとんど出ないので本当に確立されたジャンルです。
漂白画を始めたきっかけは、漂白剤を使ってTシャツに軽くラインを描いている方との出会い。
当時タトゥーアーティストとして活動していたYAMAKEIARTがその方にタトゥーの技術を教える代わりに、その方に漂白剤をつかった描き方を教えてもらったという、珍しい技術の交換がきっかけとなったそうです。
お互いの技術をシェアすることで、それぞれが別の世界を開く。
結果として、YAMAKEIARTは漂白画という手法を確立し、タトゥーを学んだ方はタトゥーアーティストとして活躍されているそうです。
漂白画も普通の絵とは違い、すぐに書いた部分が視覚的に確認できるものではないので非常に難しい手法です。
時間を置いてしばらくたってから浮き上がるその漂白剤の筆跡に沿って描く作品です。
漂白画を追求する中で、生地や筆も厳選し現在の技術まで至ります。
そんな漂白画をはじめてからのキャリアは20年とこちらも長いです。(2022年現在)
そんなYAMAKEIARTが1カ月かけて完成させた漂白画の超大作はこちらです。
VRアート
YAMAKEIARTが新しく取り組んでいるのは「VRアート」です。
VRとはどのようなものなのか?
VRは「Virtual Reality」の略で、「人工現実感」や「仮想現実」と訳されています。ここには「表面的には現実ではないが、本質的には現実」という意味が含まれ、VRによって「限りなく実体験に近い体験が得られる」ということを示します。VRを通して得られるリアルな体験が、あたかも現実であるかのように感じられるということです。出典:VRの基礎知識
仮想空間に描く立体アートのことを「VRアート」と指しているようです。
使用機材はGoogleが開発したVRイラストレーションアプリ「Tilt Brush」とその後継のアプリとなる「Open Brush」
現在では、「Open Brush」に移行し更に解像度が高くリアリティある作品を制作しています。
Open Brushとは?
Open Brushは、星や光、火など、豊富なパレットから好きなブラシを選んで、バーチャルリアリティの3D空間で絵を描くことができるVRペイントアプリです。出典:Tilt Brush の後継、オープンソースのVRペイントアプリ 「Open Brush」
VRアートのキャリアは1年半(2022年現在)と短くも、彼の描いた作品の圧倒的な画力と幻想的な世界観は見る人を惹きつけます。
美しいデジタル空間に描かれる幻想的なアートの世界。
次世代の新たなアートして浸透していくであろうVRアート、作品はこれからも目が離せないです。
現在の試みと今後の作品について
現在の試みとして、デジタルアートという新しいジャンル「VRアート」の可能性に賭けつつ、今後も「漂白画」のスキルも同時に底上げしていきたいとのこと。
独自のジャンルとして確立した「漂白画」とVRアートの世界。
アナログとデジタル、対極するこの世界を追求するアーティストYAMAKEIART
彼の今後の作品も非常に楽しみです。
まとめ
この記事では、アナログな作品からデジタルアートに至るまで様々なジャンルに挑戦するアーティストYAMAKEIARTについて書いてみましたがいかがだったでしょうか?
たくさんの方にぜひ彼のについて、作品、これからの活動を見ていただけたら幸いです。
インタビューさせてくれたYAMAKEIARTに感謝!ありがとうございました!