音楽作品を世に送り出すため、日々ミュージシャンの方たちは作曲、編集、レコーディングという作業を行っています。本日は曲をつくるための楽曲制作の流れについて書いていきたいと思います。
楽曲制作の手順
楽曲制作は制作者によって様々ありますが、今回は私が制作するときの流れや使用機材、それぞれ制作中に思っていることなどをリアルに書いていきます。
スタジオに入るまで
私の場合は歌撮りをする前に、楽曲をDAWソフトで制作します。簡単に言ってしまうと、カラオケトラックを自力で作るという感じです。
例:カバー曲
カバー曲を制作する場合はその曲の構成を聴いて、リミックスするのか?それともそのままカラオケトラックをつくるのかを決めて制作します。
例:オリジナル曲の場合
オリジナル曲の場合はビートやベースライン、メロディなど一から作らないといけないのでかなり作業工数が増えます。そのため、カバー曲の制作よりも非常に時間がかかります。
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個人的に感じるのは、音楽家の方々の中でも本当にこの作業が好きでたまらない!と思って制作されている人以外大多数の音楽家さんにとってきつい作業と感じている気がします。私の場合も音楽制作は例外なく苦行です。
ちなみにバンドをされている方は生楽器なので最初からレコーディング作業でひとつひとつレコーディングしていくことが多いかと思います。
レコーディングで使用する機材
私の場合はボーカルだけをレコーディングする場合がほとんどなので持ち込む機材こちらの数点です。
- PC
- オーディオインターフェイス
- マイク
- ポップガード
- ヘッドフォン
その他、スタジオでお借りする機材はマイクスタンド、電源、PCを置ける台など。
ボーカルレコーディング
ボーカルレコーディングではメロディやコーラスを録音します。もともと仮歌で撮ってあるメロディを再レコーディングする感じです。メインのメロディに沿えるコーラスづくりも行います。
ただ歌うことと違ってレコーディングとなるとかなりシビアにならないといけない場面なので、苦しい作業になっていきます。
ある程度の発声練習をしていてもその日の体調やコンディションによって声のトーンが変わるのでコンディションを整えないとスムーズにはいきません。
レコーディングに費やす時間はそのコンディションによるので、どれくらいで完成するかは言えないのですが、私の場合は最低でも8回くらいはレコーディングする時間を取ってます。それくらい難しく本当に心が毎回折れる作業です。
エンジニアへ曲を送る
この武者修行のようなボーカルレコーディング作業が終わったらミックス・マスタリングを担当してくれるエンジニアの方へ曲を送ります。
作曲からエンジニア業までご自身でされている多才な方もいらっしゃいます。私の場合はエンジニア分野の作業が苦手なのでミックス・マスタリングは専門の方におまかせしています。
なので私が行っている作業は実質「作詞」「作曲」「レコーディング」「曲のアレンジ」のみになっています。
このように私の曲はエンジニアの方々のお力もあって完成しています。自分ひとりで完成させることはできないものばかりなので、ご協力してくださってるエンジニアの方々にはいつも感謝しています。ありがとうございます。
楽曲が完成
ミックス・マスタリング担当のエンジニアさんが編集してくれた曲を一緒に調整していきながら楽曲が完成します。
この編集作業もすぐにできる場合もあったり、長引いたりと色々ありますが、この最終作業を経てようやく楽曲が完成します。
そして、その楽曲のリリース作業でようやく皆様のもとに届けられる、といった流れになります。
まとめ
この記事では個人音楽家の楽曲制作についての流れを解説しました。
制作者によってその制作過程は様々ですが、楽曲がリスナー様たちのお手元に届くまで音楽家はたくさんの作業を行っています。その中に楽だと思われることはほとんどありません。音楽家たちの苦労がようやくカタチとなったものが今皆さんが耳にされている楽曲たちです。日々たくさんの曲がリリースされ続けています。そうして世に出ていったたくさんの音楽たちが沢山の耳に届き愛されますように。